「ディズニーに行くことは決まった。だけど、子連れで何を持っていけば安心なの?」
そんな不安を感じるパパ・ママは多いのではないでしょうか。
特に未就学児や小学生の子どもと一緒に行く場合、持ち物の選択ミスが「せっかくのディズニーを楽しめない」原因になってしまうこともあります。
この記事では、北海道在住の筆者が、年に1度の子連れディズニーで実際に「忘れて後悔した」経験から選び抜いた15アイテムをご紹介します。
この記事を読めば、ディズニー当日に「困った…」を回避できるだけでなく、家族全員が余裕を持って楽しめる準備が整います。
しかも単なる持ち物リストではありません。「なぜ必要か」「どういう場面で役立つか」「どう持ち運べばいいか」まで含めた、“行動を再現できる”ガイドです。
これから紹介するアイテムは、すべて筆者が「リュックに必ず入れるべきもの」として選定した実用リスト。
「何が必要か」を迷っているあなたのリュックに、そのまま詰めていただける内容になっています。
1. オムツとおしりふき
子連れディズニーで忘れて後悔した持ち物の代表格がオムツとおしりふきです。
「パーク内にも売っているから大丈夫でしょ」と思いがちですが、実際には価格が割高で、種類も限定されているため、普段使っているものが手に入らない可能性があります。
また、オムツ替えのタイミングは予測できないもの。子どもの不快感や機嫌にも直結するため、お気に入りのオムツとおしりふきを持参しておくのが鉄則です。
さらに、オムツ替えスペースは混雑していることが多いため、スムーズに対応できるよう、ジップロックに1回分ずつセットして入れておくと取り出しやすく便利です。
ベビーセンターを利用する場合も、慣れたアイテムがあると子どもも安心して過ごせます。
持ち運びに便利な携帯用のおしりふきケースや、外出先でのゴミ処理に使える消臭袋もセットで準備しておくと、より快適に過ごせます。
2. 着替え一式
子どもと一緒のディズニーでは、着替え一式は絶対に欠かせない持ち物です。
特に未就学児は、食べこぼし、汗、突然の転倒などで衣服が汚れることが頻繁にあります。
「朝着せたばかりだから大丈夫」と思っていても、想像以上に汗をかくのがパーク内。暑い日やアトラクションの興奮で、あっという間にシャツがびしょびしょになることも。
また、夏場は水を使うアトラクション(例:スプラッシュ・マウンテン、ベイマックスのミッション・クール)などで、予想以上に服が濡れることがあります。
おすすめは、上下セットで1人分+予備1着をジップロックに分けてリュックに入れておく方法。
ジップロックに入れておけば、万が一濡れた服を戻すときにもそのまま使用できるため、衛生的で便利です。
寒暖差のある春・秋は、薄手の羽織りや長袖シャツを1枚入れておくと安心です。
子どもが快適に過ごせるようにするためにも、予想外の汚れや汗に備えて着替えをしっかり準備しておきましょう。
3. 水筒や飲み物
ディズニーではとにかく移動と待ち時間が多く、水分補給のタイミングを逃しがちです。
特に子どもは喉の渇きを訴えるのが遅く、気づいた時にはぐったりしていた…というケースも。
パーク内にも自動販売機や売店はありますが、人気商品は売り切れていたり、並ぶ必要があるため、事前に用意しておくのがおすすめです。
水筒には、常温の麦茶やスポーツドリンクを入れておくと安心。特に夏場は凍らせたペットボトルを保冷バッグに入れて持参すると、冷たい飲み物を長く楽しめます。
子どもが自分で飲めるストロー付きボトルやワンタッチボトルがあると便利です。
また、リュックに入れるだけでなく、肩掛けできる水筒カバーがあると持ち運びやすく、すぐに取り出せるので重宝します。
「飲み物はパーク内で買えばいいや」が、後悔につながるポイント。
特に暑い季節の訪問では、水筒や飲み物の準備を忘れずに行いましょう。
4. おやつや軽食
子連れディズニーでの「待ち時間の救世主」ともいえるのが、おやつや軽食です。
パレード待ちやアトラクションの列、移動中など、子どもが退屈してしまうタイミングはたくさんあります。
そんなときにさっと取り出せる一口サイズのおやつがあれば、ぐずり対策に非常に有効です。
おすすめは以下のようなものです:
- 個包装のビスケットやクラッカー
- 干し芋やドライフルーツ(手が汚れにくい)
- ゼリー飲料(夏場におすすめ)
- スティックタイプのチーズ
甘すぎない・溶けない・ベタつかないの3点を基準に選ぶと、持ち運びにも便利です。
また、アレルギーがあるお子さんの場合は、普段食べ慣れたものを持参することで、安心して楽しめます。
パークのレストランは混雑していたり、食事のタイミングがずれることも多いため、補助的な軽食があると「もうお腹すいた!」に即対応できます。
ただし、パーク内では歩きながらの飲食は禁止されているので、座れる場所や休憩エリアを見つけて楽しみましょう。
5. ハンドタオルとティッシュ
「忘れても現地でなんとかなる」と思いがちなハンドタオルとティッシュですが、実際にないと地味に困るシーンが多いアイテムです。
ディズニーリゾートでは、トイレやレストランにハンドドライヤーが使えないことがあるため、自分で手を拭くものが必要です。
また、子どもの口元を拭いたり、ちょっとした飲みこぼしを処理したりと、タオルの出番は一日中あります。
おすすめは吸水性の良いミニタオルを2〜3枚、1人1枚ずつ持たせる形。
ポケットやポシェットに入れやすいサイズのものを選ぶと、すぐに取り出せて便利です。
ティッシュも、ポケットティッシュだけでなく、箱型ティッシュをジップロックに詰めて小分けにしておくと安心。
風邪や花粉症の季節はもちろん、ベビーカーの掃除やテーブル拭きにも使える万能選手です。
「あって当たり前」と思われがちなものこそ、忘れると大きなストレスになるので要注意です。
6. ウェットティッシュ
ウェットティッシュは子連れディズニーの必携アイテムの一つです。
手や口の汚れを拭くのはもちろん、レストランのテーブルやベンチの簡易清掃にも大活躍します。
パーク内は屋外に座る場面も多く、思ったよりもテーブルや椅子が汚れていることも。特に小さな子どもがいる場合は、衛生面が気になるところです。
おすすめは、ノンアルコールタイプとアルコールタイプを使い分けること。
- ノンアルコール:子どもの手口拭きに安心
- アルコール:テーブルや大人の手拭き用に除菌目的
それぞれパッケージのサイズや重さに注意して、必要量だけを小分けにしてリュックへ。
パーク内では売られている場所も限られており、価格も高めなので、あらかじめ準備しておくと安心です。
また、取り出しやすいフタ付きのパッケージを選ぶと、片手でも使えてストレスがありません。
「あると便利」ではなく、「なければ不便」と感じるほど出番の多いアイテムです。
7. ジップロックやビニール袋
地味だけど超有能なのが、ジップロックやビニール袋です。
ディズニーでは意外なほど「袋が必要になる場面」が多く、これを忘れて本当に困ったという声が多数あります。
例えば、次のような用途に活躍します:
- 食べかけのおやつを収納
- 濡れた服や汚れた着替えを隔離
- お土産の仕分け
- ベビーカーのちょっとしたゴミ集め
特にジップロックは、中身が見えて密閉できるので、持ち歩く荷物の整理にも役立ちます。
サイズ違いを数枚ずつ持っておくと、用途に応じて柔軟に使えます。
また、消臭機能付きのビニール袋はオムツや汚れものを入れる際にとても便利。
100円ショップやドラッグストアで簡単に手に入るので、旅行前に多めに準備しておくと安心です。
「何かの時に助けられる」ことが多いこのアイテム、リュックのポケットに常備しておくのがおすすめです。
8. 折りたたみレジャーシート
パレードやショーを観るなら絶対に忘れてはいけないのが、折りたたみレジャーシートです。
ディズニーではパレードやショーの観覧スペースを確保するために、地面に座って待つ時間が発生します。
そのときに、レジャーシートがあると地面の汚れや冷たさを気にせず、快適に過ごせるのです。
また、子どもが疲れたときに少し寝転がるスペースとしても活用でき、家族の小休憩タイムにも重宝します。
おすすめは以下のようなタイプ:
- 撥水加工されているもの(雨上がりや朝露対策)
- コンパクトに畳めて軽量なタイプ
- 畳んだ後に留め具やポーチが付いているもの
1〜2人用の小さめサイズを2枚用意すると、家族構成に応じて並び替えがしやすくなります。
特にハロウィーンやクリスマスなど人気シーズンは場所取りが激しく、レジャーシートがないと立ちっぱなしになってしまうことも。
リュックの隙間やベビーカーの下に忍ばせておくだけで、快適さが大きく変わるアイテムです。
9. モバイルバッテリー
スマートフォンを朝からフル活用するディズニーでは、モバイルバッテリーが命綱と言っても過言ではありません。
写真・動画撮影、アプリでのアトラクション待ち時間チェック、モバイルオーダーや電子チケットなど…スマホのバッテリー消費は思った以上に早く進みます。
「あと10%しかない!」と慌てて、せっかくの思い出を残せなかったという声も少なくありません。
特に子連れの場合、家族写真を頻繁に撮ったり、アプリで次のルートを確認したりと、スマホの稼働率は一気に上がります。
おすすめは、次のようなタイプです:
- 2台同時に充電できるタイプ(夫婦で使う場合に便利)
- ケーブル内蔵型(荷物が増えない)
- 10,000mAh以上の大容量
さらに、スマホケース一体型のモバイルバッテリーを使えば、片手で充電しながら操作できるので子連れでも便利です。
ディズニーの1日は予想以上に長く、モバイルバッテリーがなければアプリも思い出も使い切れないことを、ぜひ忘れないでください。
10. 折りたたみ傘やレインコート
天気予報が晴れでも油断禁物。ディズニーでは突然の雨対策が非常に重要です。
特に海沿いの東京ディズニーリゾートでは、天候が急変しやすく、にわか雨や風による吹き降りも珍しくありません。
そのため、軽量で折りたためる傘やレインコートを1人1つ用意しておくことをおすすめします。
特におすすめなのは以下のようなパターン:
- 大人:折りたたみ傘+薄手のレインコート(風が強いと傘が使いにくい)
- 子ども:フード付きポンチョ型レインコート(着脱が簡単)
また、アトラクションによっては傘NGのエリアもあるため、両手が自由になるレインコートがより安心です。
100円ショップのレインポンチョでも代用できますが、風でめくれやすかったり、耐久性が低いため、できれば撥水性が高いものを選びましょう。
また、日差しが強い日は日傘としても使える晴雨兼用傘は、荷物を減らしたい家族にとって一石二鳥のアイテムです。
「まさかこんな天気になるなんて…」と後悔しないように、天候に関わらず備えておくのが家族旅行の鉄則です。
11. 防寒グッズ(冬場)
冬のディズニーを甘く見てはいけません。パーク内は想像以上に寒く、特に海風が吹き抜ける夜は体感温度がぐっと下がります。
そんな中での子連れディズニーでは、防寒グッズの準備が旅の満足度を大きく左右します。
実際に「防寒が甘くて夜のショーを断念した」「子どもが寒がってベビーカーから降りなかった」という声も多く、後悔しやすい落とし穴です。
特におすすめの防寒グッズは以下の通りです:
- 使い捨てカイロ(貼るタイプ・握るタイプ両方)
- ネックウォーマー・耳あて・手袋
- 風を通さない防寒ブランケット(ベビーカーにも使える)
- 厚手のインナーやヒートテック
ショーやパレードの場所取りで長時間座ることもあるため、地面からの冷気を遮断する防寒対策も重要です。
小さな子どもは体温調整が難しいため、着脱しやすい重ね着スタイルにして、天気や時間帯に応じて調整できるようにしておきましょう。
また、夜のパークは本当に冷えるため、日中との寒暖差も見越した準備が必要です。
荷物にはなりますが、快適に過ごすための必要経費と考えて、しっかり装備を整えてください。
12. 日焼け止め(夏場)
夏のディズニーは楽しい半面、容赦ない日差しとの戦いでもあります。
パーク内は屋根のある場所が限られており、アトラクションやショーの待ち列も屋外が多いため、日焼け止めを塗らずに行動すると数時間で肌が真っ赤になることもあります。
特に子どもの肌はデリケートなため、紫外線対策は必須。
以下のようなタイプがおすすめです:
- 子ども向けの低刺激タイプ(SPF30〜50)
- スプレータイプやジェルタイプ(塗り直ししやすい)
- 無香料・ノンアルコールのもの
汗や水に強いウォータープルーフであれば、こまめに塗り直さなくても安心です。
パークに到着したらすぐに塗布し、昼過ぎにもう一度塗り直すようにすると万全です。
また、帽子や日傘と併用することで、熱中症対策にもつながるため、全体の暑さ対策の一環として準備しておきましょう。
「日焼け止めなんて1日ぐらい…」と思っていると、帰宅後に肌トラブルが出てしまうことも。
快適なディズニー体験のためにも、日焼け止めはマストアイテムです。
13. 救急セット
「まさかうちの子に限って…」と思っていても、子どもの突然のケガや体調不良は、旅行中によくあることです。
ディズニーでの高揚感と運動量、慣れない環境が重なると、転倒や腹痛、発熱などが起こる可能性があります。
そんな時のために、ミニサイズの救急セットをリュックにしのばせておくと、安心して過ごせます。
最低限用意したいアイテムはこちら:
- ばんそうこう(複数サイズ)
- 消毒用ウェットシート or 液体消毒
- 子ども用の解熱剤・風邪薬(座薬やシロップ)
- 冷却シート・とげ抜き・綿棒
特に熱中症や寒暖差での発熱は想定しておきたいトラブル。
また、普段服用している薬があるお子さんの場合は、忘れずに前日の夜にまとめてセットしておくようにしましょう。
園内には救護室がありますが、軽微なケガならその場でサッと処置できると子どもも親も安心です。
「使わなければそれが一番」ですが、いざという時に手元にあるだけで心の余裕が生まれます。
14. エコバッグ
ディズニーでのお買い物や突然の荷物増加に備えて、エコバッグを1〜2枚忍ばせておくと非常に便利です。
お土産を買ったり、脱いだ上着やタオルがかさばったり、1日のうちに荷物が想像以上に増えてしまうことはよくあります。
特に子ども用のおもちゃやお菓子など、袋にまとめたいシーンは多く、エコバッグがあるとサッと対応できます。
おすすめは以下のようなエコバッグ:
- 肩掛けできる大容量タイプ(両手が空いて楽)
- コンパクトにたためる軽量素材
- 防水加工されているタイプ(急な雨でも安心)
また、グッズ購入時に紙袋が有料化されていることも多いため、複数買い物をする予定がある方は事前準備がマストです。
ディズニーのエコバッグは可愛いデザインのものが多く、現地で購入しても記念になりますが、事前に持参した1枚があると移動中のストレスを減らせます。
「とりあえず入れる袋がほしい」瞬間に、助けられること間違いなしのアイテムです。
15. 小銭やICカード
キャッシュレス化が進む中でも、ディズニーでは“現金が必要な場面”が意外と多くあります。
例えば、次のような場面です:
- ゲームコーナー(アーケード)
- ガチャガチャ(カプセルトイ)
- ポップコーンバケットのリフィル購入(現金推奨の場合あり)
特に子どもと一緒に行くと、「やりたい!」と急に言われて困ることがあるため、あらかじめ小銭を用意しておくのが安心です。
500円玉・100円玉を中心に、1,000円札も数枚持っておくと両替が必要になったときにも対応できます。
また、交通系ICカード(Suica・PASMOなど)は、移動・支払いのストレスを減らす強力アイテムです。
入園時のチケットレス対応だけでなく、駅からのアクセスや、一部売店や自販機でも使える場面があります。
財布とは別に、すぐ取り出せる小さなコインケースなどに分けておくと便利です。
「現金要らないでしょ」と思っていても、子どもの“やりたい欲”に応えられない場面が後悔につながることも。
小さな工夫で、大きな満足につながる準備をしておきましょう。
まとめ
子連れディズニーは、家族にとって一生の思い出になる一大イベント。
だからこそ、「忘れ物で後悔したくない」という思いは誰しもが抱える不安です。
今回ご紹介した15の持ち物は、すべて筆者自身や他のご家族のリアルな体験から生まれた「持っていて本当に良かったもの」、または「忘れて大変だったもの」ばかりです。
このリストをリュックに詰めるだけで、安心と快適さがグッと増します。
子どもが快適に過ごせるだけでなく、大人の「焦り」や「苛立ち」も減り、家族みんなが心に余裕を持って過ごせるようになります。
旅行の準備は面倒なものですが、この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
さあ、リストを手に、最高の子連れディズニーを設計しましょう!
1. | オムツとおしりふき |
2. | 着替え一式 |
3. | 水筒や飲み物 |
4. | おやつや軽食 |
5. | ハンドタオルとティッシュ |
6. | ウェットティッシュ |
7. | ジップロックやビニール袋 |
8. | 折りたたみレジャーシート |
9. | モバイルバッテリー |
10. | 折りたたみ傘やレインコート |
11. | 防寒グッズ(冬場) |
12. | 日焼け止め(夏場) |
13. | 救急セット |
14. | エコバッグ |
15. | 小銭やICカード |