「子連れで東京ディズニーランドに行きたいけれど、空港からどうやって行けばいいのか不安…」「荷物が多くて、電車移動が大変そう…」
そんな不安を感じている方へ向けて、この記事では空港(羽田・成田)から東京ディズニーランドまでの移動方法を、子連れ・荷物が多い場合に特化して解説します。
実際に2児のパパとして、毎年家族でディズニーを訪れる経験をもとに、リムジンバス・電車・タクシーそれぞれのメリット・注意点を網羅。
読み終えた頃には、ご自身に最適な移動手段が自然と見えてくる構成になっています。
「子どもも親も、最初から最後まで快適に」をテーマにした、現実的で安心感ある選び方をご提案します。
1. 空港から東京ディズニーランドまでの基本ルートとは?
東京ディズニーランドへ向かう際、空港からのアクセス方法は大きく分けて「リムジンバス」「電車」「タクシー」の3つに分類されます。
空港は羽田空港と成田空港のどちらを利用するかで所要時間や利便性が異なるため、それぞれのルートを正しく把握しておくことが重要です。
羽田空港からの距離と所要時間
羽田空港は東京都心に近く、東京ディズニーランドまで約30〜40分の距離にあります。
バスを使えば直行、電車では2回程度の乗り換えが発生しますが、都内に近いため運行本数が多く選択肢が豊富です。
- リムジンバス:約40分/1,300円程度
- 電車:約60〜75分/600〜800円
- タクシー:約30〜40分/8,000〜10,000円(定額あり)
子連れ・荷物ありの場合、直通・トランク預け可・座って移動が可能なリムジンバスが圧倒的におすすめです。
成田空港からの距離と所要時間
成田空港は千葉県北東部に位置し、東京ディズニーランドまでのアクセスはやや長めです。
所要時間はおよそ70〜90分。電車の場合は複数回の乗り換えが必要で、特急列車を活用するケースもあります。
- リムジンバス:約70〜90分/2,000〜2,800円程度
- 電車:約90分〜/1,100〜1,500円(乗り換え複数)
- タクシー:約70〜90分/20,000円超(高額)
移動時間の長さに加え、子どものトイレやベビーカー、スーツケースの扱いを考慮すると、ここでもリムジンバスが有利といえます。
空港別・ルート選びの全体マップ
以下は、羽田・成田空港それぞれから東京ディズニーランドへのアクセス方法をまとめた表です。
空港 | 移動手段 | 所要時間 | 子連れ向け |
羽田 | リムジンバス | 約40分 | ◎ |
羽田 | 電車 | 約60〜75分 | △(乗り換え多) |
成田 | リムジンバス | 約80分 | ◎ |
成田 | 電車 | 90分〜 | △(遠くて疲れる) |
このように、リムジンバスが最も安定して移動できる手段であることが見えてきます。
以降のセクションでは、それぞれの移動手段についてさらに詳しく解説していきます。
2. リムジンバスで直行する安心感
空港から東京ディズニーランドへの移動で最も子連れに優しいのが「リムジンバス」です。
電車のような乗り換えもなく、タクシーより安価で、車内で座ってリラックスできるのが最大の魅力。
とくに荷物が多い・ベビーカー利用・小さなお子様を連れている家庭にとって、“乗ったら寝るだけ”の安心移動が叶います。
羽田・成田発どちらも直行便あり
リムジンバスは、羽田空港・成田空港のどちらからも東京ディズニーリゾート直行便が運行されています。
羽田空港からは約40分、成田空港からは約70〜90分と、どちらも1本で到着。
- 荷物はバスの下のトランクに預け入れOK
- ベビーカーも畳んで積み込み可(車内持ち込みも一部可)
- 全席予約制で必ず座れる
- 空港到着口からバス乗り場まで徒歩5分圏内
飛行機に乗った後の疲れた状態で、子どもを抱えながら移動するには、これほど楽な方法はありません。
東京ディズニーランドのバス停事情
リムジンバスは東京ディズニーランド・ディズニーシーのバスターミナルに停車するため、降りたその足でパークへ向かえます。
また、多くのディズニーホテル・オフィシャルホテル前にも停車するので、宿泊先までそのまま移動することも可能です。
「降りて5分以内にホテルのロビーに到着」というような導線が実現します。
- バス停からパークまで屋根付きの導線あり
- 混雑していても移動がスムーズ
- 夜便でも明るく安心な乗降エリア
予約が必要なタイミングと注意点
リムジンバスはWeb予約または空港カウンターでの当日購入が可能です。
ただし、以下のタイミングでは事前予約必須と考えてください。
- 春休み・GW・夏休み・年末年始などの繁忙期
- 週末の午前便・夕方便
- 大人数(4人以上)での利用
なお、6歳未満のお子様は膝上乗車で無料ですが、座席を確保したい場合は子ども料金での購入が必要です。
チャイルドシートは設置義務がなく、持ち込みもできませんが、座席が指定されていることで子連れでも落ち着いて乗車できます。
次のセクションでは、電車での移動手段について詳しく解説します。
3. 電車移動で安く行く場合の注意点
「リムジンバスは快適だけど、コストを抑えたい…」そんな方にとって、電車は最も安価な移動手段になります。
しかし、電車移動には乗り換え・混雑・長距離歩行など、子連れ・荷物ありの場合のデメリットも少なくありません。
ここでは、空港から電車を使って舞浜駅まで行くルートと、それに伴う注意点を詳しく解説します。
羽田空港〜舞浜駅:複数ルートの比較
羽田空港から舞浜駅へ電車で行く場合、主に以下の2ルートが候補となります。
- 京急線 → JR山手線 → 京葉線(東京駅経由)
- 東京モノレール → JR山手線 → 京葉線(東京駅経由)
いずれも乗り換えが2回以上発生し、所要時間は60〜75分程度、運賃は600〜800円前後です。
特にネックとなるのが東京駅での京葉線への乗り換えです。山手線ホームから京葉線ホームまでは約10分以上歩く長距離移動で、ベビーカー・スーツケースがあると負担はかなり大きくなります。
成田空港〜舞浜駅:直通はある?
成田空港からは、特急「成田エクスプレス(N’EX)」が東京駅まで直通運転されています。
そこから京葉線に乗り換えて舞浜駅へ向かうルートが一般的ですが、やはり東京駅構内での長距離乗り換えが発生します。
- 成田エクスプレス:約60分(東京駅まで)+ 京葉線15分
- 合計所要時間:約75〜90分
- 料金:約3,000円(自由席はなし/全席指定)
安く行きたい場合は、京成スカイライナーや京成本線を利用するルートもありますが、乗り換え回数はさらに増え、子連れには不向きです。
子連れで気をつけたい乗り換え地点
電車での移動では、次のような場所で乗り換え負荷が高くなります。
- 東京駅:山手線から京葉線への連絡通路が長く、階段・混雑が多い
- 品川駅:京急線とJRの乗り換えは階段・改札の混雑が激しい
- 上野駅:スカイライナー利用時、京成線とJRの移動距離が長い
加えて、ラッシュ時間帯やイベント日などは車内が非常に混雑し、ベビーカーや荷物の置き場にも困る可能性があります。
「大人だけなら問題ないが、子どもが疲れてしまうのが心配」という方は、無理に電車にこだわらず、後述するタクシーやバスとの組み合わせも検討しましょう。
4. タクシー・チャーター移動は使える?
「子どもが寝てしまいそう」「ホテルまで直行したい」「荷物が多すぎて電車もバスも不安」
そんなときに頼りになるのがタクシーや空港送迎チャーターサービスです。
費用は上がりますが、完全ドアツードアで、荷物の移動や乗り換えの心配がゼロになるため、特に小さな子どもがいる家庭や初回ディズニー旅行には非常におすすめです。
羽田→TDR タクシー料金と所要時間
羽田空港から東京ディズニーランドまでのタクシー利用は、所要時間約30〜40分です。
- 通常メーター:約8,000〜10,000円
- 定額タクシー:7,100円(※羽田→舞浜エリア)
定額タクシーは事前予約が必要で、渋滞時でも料金が変動しない安心プランです。
羽田空港の到着フロアにある「定額タクシー受付カウンター」や、Webサイトから簡単に手配できます。
子連れにおすすめなチャーター・送迎サービス
最近人気が高まっているのが、空港送迎専門のチャーターサービスです。
ファミリー向けにワゴン車での送迎や、チャイルドシート付きの車両など、子連れ仕様に特化したプランが充実しています。
- ワゴンタクシーで大荷物もOK(5〜6人乗り)
- チャイルドシートを無料提供する業者あり
- 「空港〜ホテル」「空港〜TDR」直行プランが豊富
料金は8,000円〜12,000円程度が相場で、人数や荷物を考えるとコスパは高めです。
こんなケースならタクシーが便利!
電車やバスが使いにくいシチュエーションでは、タクシーやチャーターを第一選択肢にするべきです。
- 朝6時着・夜23時着などの早朝・深夜便利用時
- 3人以上の兄弟がいる家庭
- 子どもが体調不良気味 or 寝てしまっている場合
- 帰路でお土産など荷物が増えすぎたとき
安心・確実にホテルやパークまでたどり着きたい方にとっては、決して高すぎる投資ではありません。
事前に時間指定で予約をしておくと、空港到着時にすぐに乗車でき、旅行の出だしから「疲れない・迷わない・待たない」を実現できます。
5. 子連れ・荷物多めでの“快適な移動術”まとめ
ここまで空港から東京ディズニーランドへの移動手段について詳しく見てきました。
最後に、状況に応じた最適なルート選びを整理し、家族旅行を“成功体験”にするための移動術をまとめます。
空港別おすすめルート早見表
まずは空港別・状況別に、おすすめルートを表で確認しましょう。
状況 | 羽田空港 | 成田空港 |
荷物が多い/ベビーカーあり | リムジンバス ◎ | リムジンバス ◎ |
費用を抑えたい | 電車 △(乗り換え注意) | 電車 △(時間長い) |
早朝・深夜のフライト | タクシー・チャーター ◎ | チャーター ◎ |
宿泊先に直行したい | バス or チャーター ◎ | バス or チャーター ◎ |
上記の通り、リムジンバスが最も汎用性が高く安心できる手段であることが分かります。
ディズニーホテル&周辺宿泊との連携
もし宿泊を伴うディズニー旅行であれば、ホテル選びと移動手段はセットで考えるのが鉄則です。
- リムジンバスが停車するホテルを選べば、ドアツードアが完成
- ホテルによっては荷物配送サービスあり(例:舞浜駅→ホテル)
- チェックイン前に荷物だけ預けてパークへ直行するプランも可能
宿泊予約時に「リムジンバス対応ホテル」「舞浜駅からシャトルバスあり」などの条件で探すと、移動がぐっとラクになります。
わが家にとってのベストな選び方は?
最後に、出発時間・家族構成・目的を踏まえて、わが家にとってのベストなルートを導き出しましょう。
- フライト時間は何時か?(早朝・深夜の場合はバス・電車NG)
- 子どもの年齢・人数は?(乗り換えが体力的に厳しいケースも)
- 荷物の量は?(ベビーカー・スーツケース複数ならバス推奨)
- 宿泊先はどこか?(ディズニーホテルか一般ホテルか)
このように家族旅行は「移動」こそ成功の鍵です。
わが家も最初は電車での移動を選びましたが、2回目以降は迷わずリムジンバス派になりました。
移動に余裕があることで、パーク到着後のテンションや体力も全然違ってきます。
せっかくのディズニー、最初の1時間から全力で楽しむために、“わが家のベストルート”をぜひ見つけてください。
まとめ
この記事では、「子連れで空港から東京ディズニーランドまでどう行く?」という疑問に対して、羽田・成田の両空港別に最適な移動方法を徹底比較しました。
結論として、荷物が多い・ベビーカーあり・子どもが小さいという条件に当てはまるご家庭には、圧倒的にリムジンバスがおすすめです。
「安さ重視で電車移動」を選ぶことも可能ですが、乗り換え負担や駅構内の移動距離などを考えると、最終的にバスやタクシーの“快適さ”が大きな価値になることも少なくありません。
また、空港の到着時間や宿泊先の場所によっても選び方は変わりますので、ぜひ本記事を「我が家の行動設計マップ」としてお役立てください。
移動がスムーズであるほど、パークに着いた瞬間から笑顔になれます。
心配なく、疲れなく、迷わずに——。
家族の最初のディズニー体験が、快適な“旅の始まり”となりますように。