「うちの子、まだ未就学だけど、福祉手帳って使えるの?」
そんな疑問を持つママ・パパに向けて、未就学児でも活用できるディズニーのサポート制度について詳しく解説します。
福祉手帳といえば大人や学生のものというイメージがあるかもしれませんが、実は未就学のお子さんでも取得可能な手帳があります。
そして、ディズニーランド・シーではその手帳をもとに特別な配慮や制度が利用できるようになっています。
・療育手帳を持っていれば、どんなサポートが受けられる?
・まだ手帳がないけど、行っても大丈夫?
・割引チケットや並ばない制度ってどうやって使うの?
そんな不安を持つご家族のために、制度の種類・対象・使い方・キャストへの伝え方まで、具体的にご紹介します。
✅ 未就学児が対象となる福祉手帳とディズニーでの使い方
① 療育手帳(知的障がい)
- 未就学児でも発達検査や専門医の診断を経て取得可能です
- ディズニーのDAS(ディスアビリティアクセスサービス)の利用が可能
- 本人+家族(最大5名まで)でアトラクションを並ばずに体験できます
- 障がい者向け割引チケットの適用対象にもなります
② 精神障害者保健福祉手帳(発達障がい含む)
- 未就学児では取得は稀で、基本的に6歳以上が対象になることが多いです
- ただし、医師の診断書があれば自治体によっては申請可能な場合もあります
🔹 ディズニーで使えるサポート
- 療育手帳がある未就学児: DAS利用・割引チケット・優先観覧相談すべて可能
- 手帳がまだない/申請中: 医師の診断書や保護者の申し出により、DASなどの配慮を受けられる可能性あり
- 年齢だけで制限されず、「配慮が必要な状態」であることが重視されます
🌱 アドバイス:
手帳があるかないかに関わらず、まずはキャストに事情を伝えることが大切です。
「並ぶことが難しい」「大きな音が苦手」「不安が強くなる傾向がある」など、
お子さんの特性を具体的に伝えることで、柔軟なサポートや案内が受けられます。
事前準備+パーク内での適切な申告で、未就学のお子さんでも快適に楽しむディズニー体験が実現できます。
✅ ディズニーでの福祉手帳の使い方:現地での流れ
1. 入園時にチケット購入 or 事前購入の確認
- 障がいのある方向けパークチケット(割引)は、福祉手帳を提示して購入します
- 本人+付き添い1名まで割引対象になることが多いです
- 事前にオンラインで購入する際は、当日に窓口で手帳を見せる必要あり
2. 入園後すぐに「DAS(ディスアビリティアクセスサービス)」登録
- パーク内のゲストリレーション(エントランス近く)でDAS登録を行います
- 福祉手帳と本人確認書類(保険証や診断書)を提示
- キャストが本人や家族と簡単にやり取りし、パスをスマホまたは紙で発行
3. アトラクションでDASを使って予約・利用
- スタンバイが必要なアトラクションの入口キャストに「DASを使いたい」と伝えます
- スタンバイ時間と同じ時間を別の場所で過ごし、時間になったら戻るだけで入場可能
- 1つのDAS予約が終わったら、次のアトラクションに再登録できます
4. ショー・パレード時の相談(必要に応じて)
- 騒音・混雑が苦手なお子さんの場合、優先観覧スペースを案内してもらえることがあります
- ショー開始前にキャストに事情を伝えることで、配慮された場所に案内してもらえる可能性があります
5. 体調の変化があったら、すぐにキャストへ相談
- 急に不安になった、パニックになりそう、疲れてしまったなど、気になる状態が出たらその場でキャストに相談を
- どのエリアのキャストでも対応してくれ、必要に応じてゲストリレーションに案内されます
🔎 使用のポイントまとめ
- 制度の利用は“お願い”ではなく、“申請”でOK
- 最初にDAS登録をしておけば、あとは各施設で「DASを使います」と伝えるだけ
- チケット(割引)・DAS(優先入場)・観覧スペースの3点を意識して動けば、家族全員が楽に過ごせます
このステップを押さえておけば、初めてでも安心して制度を活用できます。次の行動や予定を立てる参考にもどうぞ。
✅ DAS登録はアプリではなく、現地のキャストを通じて行います
「ディズニーの公式アプリでDAS(ディスアビリティアクセスサービス)の登録ができるの?」
実は、DASの登録はアプリからはできません。
現地のキャストと対面で行う必要があります。
🧭 登録場所:ゲストリレーション
- ディズニーランド: エントランスを入ってすぐ右手「ゲストリレーション・ウィンドウ」
- ディズニーシー: エントランス正面右手「ゲストリレーション」
📌 登録時に必要なもの
- 福祉手帳(療育手帳・身体障害者手帳など)
- 本人確認書類(健康保険証など)
📲 アプリとの関係
- DASの初回登録はアプリでは不可。必ずキャスト対応で行います
- 登録完了後、DAS利用情報はアプリ内で管理・確認できる場合があります
- 「紙の案内」か「アプリ内でのリスト化」を希望できるケースもあります
🌟 キャストとの会話例(参考)
「福祉手帳を持っていて、DASを使いたいのですが登録できますか?」
と伝えると、丁寧に案内してくれます。
アプリだけでは完結しないので、入園後まず“ゲストリレーションに立ち寄る”のがDAS利用のスタートになります。