スキーストックの長さや素材はどうやって選べばよいでしょうか?
フリースキーで遊ぶならノーポールも流行っていますが、スキーストックを持つと滑りもジャンプも安定します。主観ですが、ストックありはカッコいいです。
フリースキーのストックは、最初の頃に自分でどう選べばよいかわからないと悩んでしまいました。もちろん、ショップの店員さんに聞けばより正確で正しいことを教えていただけますが、私の場合は近くにお店がなかったことと聞ける人がいない環境でした。
そこでストックを持つスタイルで考えていてストック選びを迷っている方向けに、実際10年フリースキーでキッカーと地形での滑りをメインに遊んできました私なりの基準とおすすめを紹介しますので参考にしてみてください。
パークで遊ぶならアルミ製のストック一択!
過去の自分に最初からおすすめしたいストックは、アルミ製のストックです。
アルミ素材は、強烈な衝撃でも折れずに曲がるだけなので身体に刺さる心配がないのが良いです。実際10年以上パークをメインに遊んできましたが、ビッグキッカーでクラッシュしてもくの字に曲がっただけでストックが折れたことはありません。
ストックで使われる素材は主にアルミとカーボンがあります。
スキーの事故で怖いことの一つに、クラッシュした時ストックが折れて体に刺さることです。カーボンはボッキリ折れる素材ですので運が悪いと刺さります。私の場合はキッカーで着地に失敗した時にストックに横からの荷重がかかり過ぎてくの字にしてしまうことがありましたが、折れなくて助かりました。もちろんカーボンは軽くてカッコよいモノがたくさんあります。しかし、フリースキーでは激しくクラッシュしても折れずに曲がるアルミ製のストックがよいです。
フリースキーのストックの長さは腰より低い高さ
フリースキーでのストックは短い長さがおすすめです。
キッカーを飛んだりボックスやレールで遊ぶには、軽くて持っていて邪魔にならない長さが良いです。ストックを手にしたとき肘が90度より下に向いて曲がる程度が最適の長さです。例えば、身長によって長さは変わりますが、172センチの私は90センチの長さのストックを使用しています。フリースキーはしゃがんで体を小さくしてからトリックかけることが多く、グラブやピボット・ジャンプなど普段の練習でも激しい動きをしますので短い方が圧倒的に扱いやすいです。
実際、ストックが長いと結構な頻度で邪魔になります。長いストックだと、棒立ちで滑る姿勢が直らなかったり、しゃがんだり体を小さくして回ろうとすると邪魔だったりします。突っ立って滑ってればカッコ悪いです。ストックが長いと重いので体の使い方を把握しづらくして成長の妨げにもなります。ですので、まずはフリースキーでストックを選ぶなら90センチ程度の短いものがおすすめです。
あと短いストックの利点として、ターンのきっかけにゲレンデにストックを刺そうとすると短くて自然とかがむようになります。90センチのストックを最初ゲレンデに突いたらびっくりするくらい短いのでガクッとなるかもしれません。しかし、その高さに慣れて滑れるようになったら体をコンパクトにできていると自覚できる証拠にもなります。滑ってスタイルを出しているはずなのに、カッコ悪く見えてしまうのは棒立ちが原因です。体がコンパクトになってるとスタイリッシュに見えます。
※スポーツ量販店では短い大人用のポールは見つけづらいかもしれません。こだわりがなければジュニア用やネット通販で探すのも良いかもしれません。
フリースキーのストックのブランド
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レキ LEKI
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ライン LINE
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ファクション FACTION
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アルマダ ARMADA
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ケーツー K2
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ロシニョール ROSSIGNOL
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フォルクル VOLKL
フリースキーの主な有名ブランドです。こだわりのある人は板のブランドと合わせて、ブランドの中で選んでいます。実際、揃っているとみる人が見るとカッコいいとなります。
ノーポールのストックなしでもフリースタイル!
ノーポールで雪面タッチのフリーラン
これまでストックを持つことが常識だったら、ノーポールスタイルは全く新しい感覚になります。
新しいチャレンジとバランス感覚の強化にもなりますので楽しいです。リフトで落とす心配もない!ジャンプがやりやすくなったり、フリーランでも遊びが広がります。両手が自由なのは最初落ち着きませんが、界王拳のようにフリーランで姿勢を低くして、ものすごく深いカービングターンで雪面タッチする滑りもできます。(ただ低くしゃがむのではなく、山足側のお尻を本当にギリ雪面にくっつける意識がコツ)
ストックを持つ持たないは他人からどう見られるかではなく、自分がかっこいいと思うスタイルで決めるのが良いです。
フリースキーのストックのまとめ
フリースキーおすすめしたいストックは、アルミ製の軽くて短いストックです。
短いと体が自然とコンパクトになります。軽いものは楽しいです。軽さは楽しさに直結します。最近のストックは、びっくりするくらい非常に軽いモデルが数多くあります。ショップで色々試しに実際に持ってみて自分が軽いと思えるものを選びましょう。
もちろんフリースキーではストックを持たないスタイルもありです。人がストックなしでジャンプを決めてる人を見たら凄くかっこよく見えます。
しかし、ストックを持つとバランスが取りやすいです。ゲレンデで鋭く高速大回りをしている人を見たらストックを持ってた方が手をだらんとして滑ってるよりもカッコよく見えます。
私の場合は、ストックを持つことが小さいころから当たり前のように思っていましたがフリースキーをはじめた時、ストックを持たずに滑るスタイルもアリなんだと考え方が変わりました。そのため、私の場合はその日の気分や同じ滑りに飽きたときに、ストックを持たなかったりビッグマウンテンに行くときはストックを持ったりと自分の思いでストックを持つか持たないかを変えています。
このように新しいことにチャレンジしたくなったら、ストックなしのスタイルで滑ることもアリです。自分本位がいいです。