フリースキーは難しいと思っていませんか?
フリースキーの魅力は競技とは違い、人と競いません!
自分がやりたいトリックで滑って楽しむだけ。誰でも簡単に始めることができます!
もともとスキーは趣味で滑った経験がある程度だった私も実際に実践して、始めたファーストシーズンで、回すだけですが360°スリーシックスティまでできるようになりました。
フリースキーの魅力は一人でもすぐにできることです。普通のスキーに飽きた!新しいスキーに挑戦してみたい!かっこいいと見られたい!ジャンプする気持ちよさを味わいたい!いずれかの気持ちが少しでもある方にとてもおすすめです!
フリースタイルスキーの競技のようにかしこまったものではないので、ゲレンデでトリックをやってみれば一人でもすぐに始められます。
フリースキーは、ジャンプが楽しい!
フリースキーは、ジャンプが楽しいです。スキーで飛ぶって何???どいういうこと?と私は最初思いました。
スキーで飛ぶというのはスノーボーダーがよくやっているようにジャンプ台でジャンプしたり後ろ向きに滑ったり、ボックスやレールを使ってトリックを決めたりとスキー板でいろんな動きをして全力で楽しむスポーツです。
ただゲレンデを滑るだけではありません。パークにあるジャンプ台を使って空中に飛ぶジャンプは練度が上がれば、板をつかんでポーズを決めるグラブや一回転をする360°スリーシックスティと言われるジャンプができるようになります。
またスキー場の斜面や凹凸の地形を使ってジャンプしたり、板をしならせて飛んで回って跳ねるグラウンドトリック(グラトリ)という遊び方もあります。パークがあるスキー場では、レールやボックスが設置されており、それぞれのアイテムに乗ってトリックを決めて魅せる遊び方もあります。
またフリースキーでは後ろ向きで滑ることが多いため、ツインチップと言われる板の両端が上に反ったスキーが使用されています。
競技ではない?フリースキーはフリースタイルスキーみたいな定義が一定ではない
フリースタイルスキーには、主にスロープスタイル、モーグル、エアリアル、スキークロス、ハーフパイプなどスキーの技術で観客に魅せる競技とバックカントリーでパウダーを滑るフリーライドなどがあります。
スロープスタイル
レールやボックス・キッカーのあるコースを滑る競技。
2014年のソチオリンピックから正式種目。
モーグル
コブ斜面を滑りながらエアをキメる競技。
エアリアル
エアのみの美しさを競う競技。
スキークロス
複数人が同時に滑走し、キッカーやウエーブのあるコースを競争する競技。
2010年のバンクーバーオリンピックから正式種目。
ハーフパイプ
半円筒状の斜面で左右にターンする毎にエアを決める競技。
2014年のソチオリンピックから正式種目。
ビッグエア
ビックサイズのジャンプ台を用いてエアトリックを決める競技。
フリーライド
山に登ってバックカントリーでパウダーを楽しむスキー。
ストリート
町中にある手すりや坂になってるものを使ってこすって遊ぶスキー。
上記のようにフリースタイルスキーは同じ自由形でも数多くの種類があります。フリースキーは共通言語としてはあまり使用されず定義が幅広くあいまいです。
このサイトで紹介するフリースキーはフリースタイルスキー競技ではなく、よく見かけるスノーボードのように滑るのスキーです。フリースキーは他の競技や基礎スキーのような型ではなく、自分がカッコイイと思うスタイルで滑るスキーを指します。キッカーでジャンプをしたり地形を利用して跳ねたりボックス・レールをこすって遊んだりと誰でも自分の個性を出して楽しみます。
パークが完備されているスキー場の一部
フリースキーは、スキー場の中でよくボーダーが飛んでるパークと呼ばれているキッカーやボックス、レールといったアイテムが整備されている場所でできます。
北海道 札幌国際スキー場
北海道 ニセコ グランヒラフ
北海道 ルスツ高原
北海道 星のリゾート トマム
福島県 星のリゾート 猫魔スキー場
福島県 星のリゾート アルツ磐梯
新潟県 神立スノーリゾート
新潟県 かぐら
群馬県 丸沼高原
群馬県 スノーパーク尾瀬戸倉
長野県 奥志賀高原
長野県 竜王スキーパーク
長野県 白馬47 ウィンタースポーツパーク
岐阜県 鷲ヶ岳
岐阜県 スノーウェーブパーク白鳥高原
一昔前までは、人づてに聞いて探さなければ整備されたパークに行くことはできませんでしたが、現在では整備されたパークを完備するスキー場が多くなりました。もし探すのでしたら、実際はフリースキーヤーを探して知り合いになって聞くより、身近にいるスノーボーダーの方が詳しいことが多いかもしれません。
上記は参考で全国にはほかにもたくさんのパークがあるスキー場があり、ローカルのスキー場でもネットに出していないだけで整備されたパークがあるスキー場もかなりあります。パークは初心者でもフリースキーが楽しめるように作られており、初心者や中・上級者向けと各レベルのアイテムが設置されています。時間ごとに修復してくれるディガーさんが整備してくれるスキー場は大変良いスキー場です。
フリースキーでは「安全」を絶対に守る!意識が一番大切
パークで楽しむには絶対に安全であることを確信して滑ることが大事です。自分自身で守ることは、ヘルメットをかぶる・プロテクターを着用する・先の人が成功しても失敗しててもコースから出たことをハッキリと確認してからスタートすることです。
そしてほかの人に対しては、順番を守る・転んでも速やかにコースから出て後の人にスタートしてもよいと合図してあげる。ちょっと細かいですが最低限、「順番を守ることだけはみんなが意識している」ということを覚えておくと自分のためになります。
もう普通のスキーには戻れないと思えるほどフリースキーは楽しい
ジャンプしたり固いアイテムをこすって滑るので、転んだ時のケガのリスクも非常に高いです。しかし、スキルアップの楽しさやスリル、ジャンプで360°をキメたときの「うおぉ」といった歓声はとても気持ちよくフリースキーに出会えて良かったと感じる魅力の一つです。
そして一番良いところは、他人の評価を感じることなく自由に滑れることです。普通のスキーでしたら板の流行りが変更されれば流行りの滑り方が変わりますので自分の滑り方も変え続けなければなりません。スキーヤーのほとんどが普通のスキーですので相手の良いところ悪いところがなんとなくすぐわかり評価できます。しかし自分はヘタだと思われたくないものです。
ゲレンデではほとんどの人がツインチップでフリースキーをやっていませんので評価の対象にならず他人の目を気にすることがなくなります。誰もやってないゆえに何をやっても恥ずかしくない。なので、なんでもチャレンジしてよいと自分で思えるところが非常にしっくりします。
フリースキーはただ自由に滑るだけ
フリースキーには上記で紹介したフリースタイルスキーのような型がないので、自分のやりたいと思うことだけ練習して自己満足の世界に浸れます。
なお私はジャンプはするけどジブをやりません。ボックスやレールなどのジブと呼ばれるアイテムには一通り乗れるようにはなりましたが、スキー板を秒でダメにしてしまうので一切やらないことにしました。(はじめた頃ちょっと練習して、10万円の板がボロボロに。。)そのため、キッカーでジャンプをすること、地形でグラトリをすること、スイッチで滑ることに特化しようと、こう考えるのも完全に個人の自由なのでフリースキーは良いです。なにより飛んで滞空することが気持ちよく、ジャンプがとても好きです。
私が紹介できるのは、ホントのフリースキー初心者で「スキーの基礎はおいといて、ケガはしたくないけど飛びたい!」と思ってる中年向けへのアドバイスです。しかしフリースキーをはじめるのに年齢や現在のレベルは関係ありません。ただ自分がカッコイイと思うスタイルで滑るだけです。ぜひ1シーズンだけでもチャレンジしてみませんか?